今回のレコーディング講座はMTR(マルチトラックレコーダー Multi Track Recorder)をフィーチャー。音を個別に録音、自由に調節することができるぞ!!
MTRは、それぞれの音を別々のトラックに独立して録音再生することができる。録音したあとからレベルやパン、エフェクトの処理を行うことができる。(トラックダウン、ミックスダウン)第一回に紹介した一発録りに比べてより突き詰めた形での音源制作が可能になります。
トラック数
アマチュア用MTRも出はじめの頃はカセットテープを使用しての4トラックが主流でしたが、現在ではハードディスクやSDカード、コンパクトフラッシュカードなどに録音するものが増え、同時録音・再生できるトラック数も8トラック~16トラックと様々なものがあります。個々で機材選びのコツとしては、「必要なトラック数」「同時録音数」「予算」があげられます。
必要なトラック数
例えば、ドラム・ベース・ギター・ピアノ・ボーカルの5人組のバンドでレコーディングする場合…。

といったトラック分けが考えられます。例えば上の例だとドラマーから「キックとスネアを別に録りたい」といった意見も出るかもしれません。ギターリストからも「ソロとバッキングを別々に録りたい」といわれるかもしれません。コーラスも単純な二声よりも三声で行きたいとなるともう一つトラックが必要となります。これは結構きりがないのですが、予算との相談でトラック数は多いほど自由度が高くなるでしょう。

また、「ピンポン録音」と言われるある程度トラックをまとめていく製作方法もあるので少ないトラック数でも満足行く作品を創り上げることは可能です。※1
※1 1967年にリリースされたThe Beatlesの名盤「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」は4トラックのレコーダーを2台で制作したというのは有名な話。
以前はカセットテープ一択だった記録方法ですが、現在ではSDカードやコンパクトフラッシュカードなど様々なメディアに記録するMTRが発売されています。
機材選びに際して一応気にしておかなければいけないポイントとして「最大同時録音トラック数」があります。例えば「8トラックのMTR」でしたら同時再生数は8トラック(同時に8ツ重ねた音が出る)というのはお分かりだと思いますが、「最大同時録音トラック数」は各機種まちまちです。高価なものは最大録音トラック数:8 というのもありますが、最大録音トラック数:2というものも有ります。同時に2つのトラックにしか録れないということはどういう事でしょうか?? ギターやベース、シンセサイザーを一つづつ重ねて行く場合には最大録音トラック数が2つでも足りるのですが、生ドラムを表2のように録りたい場合、キックとスネア、ハイハットを別々に録ることはありえないので、同時の5つのトラックに録音をしなければいけません。この場合は最大録音トラック数の多い機種を選ばなければいけないということなのです。
音楽制作をする場合、MTRに接続するのは
とイロイロ考えられます。MTRを選ぶ場合自分のレコーディングしたいものが接続出来るのかをチェックしてください。第二回で説明したマイクもダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類が有りますので、自分が使いたいマイクが接続出来るか確認しましょう。ギターやベースは「インピーダンス」というものがマイクとは異なるのでマイク端子にギターやベースを接続しても良い音で録れません。直接つなぐこともできるMTRもあるので、深夜アンプで音が出せない場合でも録ることができるのでその点も調べてみて下さい。シンセや電子ピアノはLINE IN端子がついていれば録ることが出きます。
実際問題16トラックのMTRが手に入ったとしてレコーディングが初めてのバンドがそれを使って音源を録ることはいきなりはムズカシイと思います。マイクの位置や角度、ヘッドホンなどで音を聴きながらの演奏。録った後のミックスダウン作業などなど、結構なハードルの高さだと思います。アドバイスしてくれる録音に詳しい人を見つけるのが早いかと思われます。そんな都合よくレコーディング先生が見つからない人も、最近のリハーサルスタジオ(練習スタジオ)では簡易レコーディングパックサービスを行っているところも多いのでまずはアドバイスを受けつつそんなパックを利用するのも手かもしれません。
それではみなさんにお薦めMTRをご紹介します。MTR選びのポイントに注目して下さい。
Roland BR-600
オープンプライス
記憶媒体 コンパクトフラッシュ
最大録音トラック数 2
最大再生トラック数 8
サイズ
幅x高さx奥行 257x27x183 mm
重量 0.7 kg
スリムなノート・ブック・サイズの8トラック・デジタル・レコーダー。 BR-600は、簡単操作でマルチトラック・レコーディングが行えるBOSS BRシリーズのニュー・モデルです。軽量でスリムなノート・ブック・サイズのボディに加え、ステレオ・マイク内蔵、電池駆動にも対応し、抜群のポータビリティを実現。いつでもどこでもレコーディングが行えます。
ZOOM R16
メーカー希望小売価格¥47,250(税込)
記憶媒体 SDカード
最大録音トラック数 8
最大再生トラック数 16
サイズ
幅x高さx奥行 376x52.2x237.1 mm
重量 1.3 kg
バンド演奏の一発録りや、ドラムのマルチマイク録音といった本格的なレコーディングが行える8トラック同時録音に対応。16/24ビットリニア、44.1kHzサンプリングのWAVフォーマットで、16トラック分のマルチパート・レコーディングが行えます。UNDO/REDO機能を備え、直前に行ったレコーディングを取り消して、元の状態に戻すことができます。
TASCAM DP-02
メーカー希望小売価格 オープンプライス
記憶媒体 HDD CD
最大録音トラック数 2
最大再生トラック数 8
サイズ
幅x高さx奥行 418x65.4x298.6 mm
重量 4.5 kg
「もっとシンプルに、もっと気軽にレコーディング」をコンセプトに、カセット・マルチトラック・レコーダーのような簡単な操作で、プロ機器にも迫る高音質でのレコーディングを可能としました。各チャンネルにはフェーダー、パン、エフェクト・センド、EQのツマミを独立して装備。アナログミキサーのように直感的な操作が可能です。録音用のハードディスクとCD-RWドライブを内蔵し、入力段にはマルチエフェクター、ミックスダウン用にはリバーブと、エフェクトも充実。 レコーディングからマスタリング、CD作成までDP-02一台で完結することができます。
音源のレコーディング方法を番組がレクチャー。
今回のテーマは『パート別レコーディング』
神奈川県藤沢を中心に活動するメロディックパンクバンド
「♭NOTE」今回彼らは、人生初めてのレコーディングに挑戦するという。
リーズナブルなリハスタ「Studio Bloom!」を金銭面ととりあえずと軽い気持ちで4時間押さえた彼等。使用するのは、先輩から借りてきたという マルチトラックレコーダー。(MTR)32トラック収録のハイスペックモデル
KORG D3200
定価:126,000円(税込)
32トラック同時再生
最大同時録音12
大容量80Gbyteのハードディスク・ドライブを標準装備。
そして彼らは、初レコーディングということもあり 普段はライブハウスのPAをしている心強い助っ人を呼んでいた。 このように、レコーディングの際には 経験を積んだ人に手伝ってもらうのも、おすすめだ。
POINT1
パート別レコーディングの基本は、リズム隊から収録する。
そのリズムに合わせて、ギターなどの楽器をのせていくのだ。
POINT2
今回、ドラムレコーディングのためにセッティングした
マイクの位置はごらんの通り。
『ドラムレコーディングの場合、収録マイクは最低でも5本』は
欲しいところだ。
POINT3
途中、メンバーの意見を取り入れながらOKテイクを目指す。
そして・・・
ようやく納得いく演奏が出来たが、
『音源は必ず、その場で聞きなおす事』!
それが、基本中の基本だ。
◆しかし…。ここで、まさかのタイムアップ!
難易度★★☆
1.レコーディングには時間がかかる
2.リズムから収録
3,マイクはなるべく多め
4,音源は必ず聴きなおす
Hz
苫小牧出身の4ピースバンドです。4人それぞれ個性があり、その個性をフルに出している自由なバンドです。ジャンルはポップスで、メロディライン重視で作っているので聴きやすく耳に残ると思います。これからも仲良く頑張るので応援よろしくお願いします。
Hジェネ祭りに応募した音源の録音方法は?
自分達でMTRを買って、スタジオで一人ずつ別録りで録りました。
当時レコーディングで苦労したこと
小さいMTRだったから、一度の録音にマイク2本しか使えなくて、ドラムを録るのが大変でした。
録音にまつわるワンポイントアドバイスがあればゼヒ!
ギターで厚み出すのではなく、コーラスを沢山入れた方が厚みも出て綺麗に聞こえます。
今年の参加者にメッセージ
まずは飛び込む事が大事。上手くなってから出ようなんて考えてたら、一体いつになることやら…。下手な人ほど是非参加して下さい!
告知などあればどうぞ!
2nd MINI ALBUM『CLUB』、3月リリース!
SALAD
練習場所はDrの上ちゃん宅の地下スタジオです。週2でやってます。
伊勢原BoxStudioや善行Zなどのライブハウスに出させてもらっています。
Hジェネ祭りに応募した音源の録音方法は?
MTRでそれぞれが別録りでレコーディングしました。
当時レコーディングで苦労したこと
一番大変だったのは各トラックのバランスでした。
「これいい感じ!」ってなって、1時間くらいおいて聞き直すと気になるところがどんどん出てきてしまい、Gt.岬と深夜まで頑張った記憶があります。笑
工夫したところがあれば教えてください
ボーカルにダブルトラックをかけたときは「スゲェ━━━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━━━!!!!」ってなりました。効果的に使えたと思います!
使用機材名がわかれば教えてください
BOSSのBR-600です。薄いし軽いから持ち運びも楽でした。 MTR自体に内蔵マイクがついているので、そこからドラムを直接録ったり(かなり強引だけど荒々しくてかっこよい)ボーカルを録ったり。PC上で編集したりとかは特にしませんでした。SALADの自主制作アルバム「ドレッシングがまだ足りない」はこのMTR1台で全部レコーディングしましたのでぜひ聴いてください!( `・∀・´)ノヨロシク
Hジェネに出ての感想(今だから思うこと等…)
SALADでHジェネに出て、全国に友達ができて、そこから音楽の輪も広がって行ってたくさんのバンドを経験しました。今はSALADを辞めて新しいバンドを組んでいます。そのバンドもHジェネがあったから出会えたメンバーなんでHジェネ祭りにはホント感謝してます。 未だにHジェネ08の仲間とはしょっちゅう遊びます'`,、('∀`) '`,、
今年の参加者にメッセージ
交通費負担はありがたいですよねーw
告知などあればどうぞ!
新しく「JOLLY PECKER'S」ってバンドを組みました。
Hジェネ08ファイナリスト元GLIMALKINのVo/Gt谷合麻人とDr高梨貴志と僕の3ピースバンドです。
ライブ
3/2@下北沢club251 (YASSさんやSALADやさいTO【exピックスティック】もでます。)
3/8@新宿紅布
3/29@広島4.14
4/2@下北沢GARAGE
5/27@下北沢GARAGE
HP:http://jps.xxxxxxxx.jp/
MySpace:http://www.myspace.com/jollypecker39s
レコーディング講座☆第四回 ~応募チェックポイント~ ←次の記事 →前の記事 レコーディング講座☆第二回 ~マイク編~